摂食障害克服記

世にも珍しい男性の摂食障害経験者によるブログです。

男性の私が拒食から過食に移行したきっかけ

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「食べることが怖い」「太ることに恐怖」「常に頭の中ではカロリー計算」「体重の増減に一喜一憂」…

痩せることに執着していた私ですが、ダイエットを始めてから半年後、その日はやってきました。

今回は拒食から過食に移行した経緯を説明していきます。

 <前回の記事はこちら>

www.kashoku-kyoshoku.info

拒食から過食に移行したきっかけ

拒食症状が続くまま、私は高校に入学しました。相変わらず食べることに嫌悪感を抱いていましたが、突然その日はやってきました。

 

高校入学のお祝いに、回転寿司に行くことになりました。カロリーがわからない物は食べたくない、怖いという思いから「行きたくない」と頑なに拒否。

しかし、無理矢理連れて行かれることに。

寿司なんて久しく食べていないので、「美味しそう」と思いつつも、内心では食べるのに抵抗し、ほとんど箸をつけません。

そんか私を見かねて、親から「食べろ」と強制的に食べさせられるのですが、この一口が「拒食から過食に移行するきっかけ」となるのでした。

一口食べ始めると止められない

今までは極限まで摂取カロリーを制限していました。(1日に1000キロカロリーほど)

そんな私が久しぶりに寿司を食べると、一気に嫌悪感と恐怖に襲われます。

・カロリーがわからないものを食べた恐怖

・摂取カロリーが1000を超えてしまったのではないかという焦燥感

・ルールを守れなかった自分に対する嫌悪

・太ったのではないかという恐怖

 

通常であれば、寿司を食べただけでここまで落ち込んだりすることはないですよね。

しかしこうした不安や恐怖が混ざり合った結果、「もうどうでもいいや」と自暴自棄になり、お腹に詰め込めるだけ食べまくりました。

「美味しい」と感じることもなく、ただ詰め込みます。

お腹がはち切れそうになるまで食べまくりました。気持ち悪くなっても、止まることはありません。

普通の人なら食事の後に、「満足感」があるはずです。

しかし、あまりにも無理な食事制限が続いた結果、当時の私は「満足感」「満腹感」を感じることができなくなっていました。

たくさん食べすぎた罪悪感から、「とにかく運動してカロリー消費しなければ」と帰宅してからランニング。

お腹はパンパンですが、このままでは太る…という恐怖から運動せずにはいられませんでした。

異常な思考回路です。。。

拒食の終わりと過食の始まり

この日を境に拒食は終了。今度は過食に移行します。

「食べちゃダメ」

「もっとカロリー制限しないと」

と思いつつも、一口食べると何もかもがどうでもよくなり、過食しなければ気がすまなくなりました。

「食べても吐けばいい」

と喉に指を突っ込んで嘔吐しようとしますが、吐くことはできず。

(今思えば、吐き癖がつかなくて良かったと思います)

学校から帰宅後は、常に食べ物を探していました。

お菓子や菓子パン、白米、マーガリン、ピーナッツバター、カップ麺など、直ぐに食べられるものをとにかくお腹に詰め込みます。

そして食べては嫌悪感に襲われ、ひどく落ち込んでました。

おそらく、過食する時は1日に4000~5000キロカロリー摂取していたと思います。

太ったことで、人前に出られず不登校に

過食が治まらず毎日のようにドカ食いすると、もちろん太ります。1ヶ月で一気に6~7㎏は太り、体重は55㎏ほどにまで増えました。

(標準体重は65㎏なので、まだ痩せている方ですよね。)

しかし当時は、

「太ってしまった…」

「もう人前に出られない」

まるでこの世の終わりのように感じ、太ってしまった罪悪感を消そうと再び過食に走りました。

毎日が食べ物に支配され、食べても食べても満足感はありません。

まだ痩せているほうなのに「太っている」と思い込み、太ってしまった自分が許せません。

こうして、

過食→嫌悪→過食→嫌悪…

という悪循環に陥っていき、太ったことを気にして人目を避けるようになり、次第に高校にも通えなくなり退学したのでした。

その後大学に入学するまでは、過食と拒食を繰り返す日々が続きます。。。

まとめ~過食に移行したら

拒食の後には、過食に移行する可能性が非常に高いです。

そして過食のきっかけとなる日は突然やってきます。辛い日々は続くと思います。

しかし今では、摂食障害を克服するのに「過食期」は必要な時期だと思うようになりました。

決して自分を責めず、摂食障害と向き合おうとしている自分を少しでも褒めてあげて下さい。

その周囲にいる人は、当人を責めず、長い目で見守ってあげて下さい。

そうすれば、必ず克服できる日はやってきます。